物流ウィークリー掲載2024年1月18日(木)支援物資被災地へ (有)カントラ 荷主や取引会社に協力呼びかけ |
トラック業界でも能登半島地震による被災地への支援が進んでいる。 カントラ(荒川正洋社長、上尾市)では、地震翌日に日頃から取引 のある石川県能美市に本社を置く斎藤運輸倉庫(斎藤晶義)と連絡 を取り、被災地の状況を確認したという。 被災地では水が不足しているとの情報を得たことで、荒川社長自ら 荷主や取引会社などに声を掛け、協力を得た上で、9日に支援物資 の輸送を行った。 水や固形燃料を製造販売するニチネン(小林裕一郎社長、上尾市) が2㍑入りの水を4パレット分、運送・物流のコンサルティングを 手掛けるロジクエスト(清水一成社長、東京台東区)、ローカルネット の物流ネット武蔵協同組合(川上哲也理事長、春日部市)そして、 カントラが500ミリ㍑の水200ケースを準備、首都圏に配送に 来た斎藤運輸倉庫のトラックに積み込み、被災地へ配送した。 荒川社長によると、「地震当初は、そんなに被害は出ていないと思って いたが、時間が経つごとに、すごい地震だったということが分かり、 何かできないかと思った」という。 その上で、「取引先などにお声掛けさせていただいたところ、 皆様、快く協力していただけたことで、わずかではあるが 被災地への物資輸送ができた」とし、「今後もできることがあれば していきたい」と話している・(高田直樹)
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