ロジクエスト株式会社 講演 メディア掲載

「物流新時代」コメント記事掲載 「1社に依存しないために、運送業には営業力が重要な課題」

■物流がよくなるには人とモノが行き交う必要がある

運送会社の社員教育・コンサルティングを行うロジクエスト㈱代表の
清水一成氏は、「荷動きが低迷(悪化)した一番の原因は、海外から
輸入している荷物が動いていないこと。特に大きな荷物の動きが鈍化している。

たとえば、住宅資材は海外から輸入しているため、トイレやお風呂などの
部品が日本に入ってこないことで、住宅の着工に遅れが生じている。

物流がよくなるには、人とモノが行き交う必要がある。今は、飛行機が
ほとんど動いていないので、人もモノも停滞している。製造から販売
までのサプライチェーンが寸断されている。

衣食住のうち、今あるモノだけでも事足りる服は売れていない。

ごはんを食べないと生きていけないので、食だけは動いている。
新しく家を建てようと思う人も少ないため家も売れない。
車の購買意欲も低下している。

明日何があるかわからないと思うとお金も使えない。

軽貨物や冷凍・冷蔵の食品はよく動いているが、それ以外は
ほぼ停滞している。家庭向けの商品以外は厳しいのが現状。
中小の運送会社が生き残るためには、1社の荷主に頼るのではなく、
複数の荷主を持つ必要がある。

1社の荷主に依存していると、何かあった時に仕事がなくなる。
多くの引き出し(荷主)を持つためには、営業力が重要になってくる。
と話す。